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あなただけ今晩は

あなただけ今晩は

監督:ビリー・ワイルダー
1963年 アメリカ

監督のビリー・ワイルダーと脚本家のI・A・L・ダイアモンドがタッグを組んで書き上げたシナリオの完成度の高さに、まずは脱帽。一つ一つのカット、カメラワーク、どこかメルヘンチックなパリの街並み(セットだそうです)、印象的な音楽とその使い方(元がミュージカルというだけあって)、などなど、どこをとっても非常にクォリティが高く、よく練られているなあと感じさせる、軽妙洒脱な一級品のコメディです。そんなバカな!と思う非現実的な展開も散見されるとはいえ、それがまた良い具合に笑いを引き起こします。ゲラゲラと大笑いできるような映画ではありませんが、終始クスクスと笑っていられるような心地良さがあります。シャーリー・マクレーンは見るからに純真で可愛らしいし、ジャック・レモンは登場するだけで画が楽しくなるし、ルー・ジャコビの“食えない奴だが憎めない”という感じも良し。

あるテレビ番組で脚本家の三谷幸喜氏が、「ビリー・ワイルダーを敬愛している」というようなことを言っていましたが、この映画を観て納得しました。三谷作品が好きな人は、この映画も気に入るんじゃないかな。ズレがズレを呼んでドツボに嵌って行くシチュエーションの中に、ところどころナンセンスなギャグが入り込むという、彼の十八番でもあるコメディの原型を観た思いです。


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