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16歳の合衆国

16歳の合衆国

監督:マシュー・ライアン・ホーグ
2002年 アメリカ

「彼が人を殺して証明できたのは、自分の平凡さだけであった」 そう言ったのは誰だったろうか。ああ、私でした。すみませんでした。

恋人の弟(知的障害者)を殺してしまった16歳の少年が主人公。繊細過ぎるきらいはあるが、特に問題があるわけでもない少年が、いかにして殺人に至ったのか、その背景には何があるのか。矯正施設の教官が、少年の心の奥底にあるものを暴露しようとするが――。

「一つの微罪は百の善行に償われる」という論理の正しさを証明すべく、強欲な金貸しの婆さんを殺した『罪と罰』のラスコーリニコフと、「イノセントな魂を悲しみで薄汚れさせてはいけない」という理由で殺人を犯したこの映画の主人公は、よく似ていると思いましたデス。ベクトルの向きこそ違うけれど、どちらの根本にも独り善がりな使命感、傲慢なエゴがある。オマエは神か、って話です。

事件前の少年の行動が描かれるあたりから、それまでのかったるさが嘘のように払拭されて素晴らしくなります。殺人の動機はさておき、少年が抱いた悲しみの深さは伝わりました。ただ、そこに行き着くまで1時間ほどかかります。


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