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フレンチ・コネクション

フレンチ・コネクション

監督:ウィリアム・フリードキン
1971年 アメリカ

麻薬取引ルート(フレンチ・コネクション)を壊滅すべく駆けずり回る刑事ドイル(あだ名はポパイ)は手段を選ばない。暴力は当たり前、違法捜査も何のその。帰宅したい同僚を尻目に仕事一筋。無謀な捜査が原因で同僚を死に追いやった過去もある。

何が彼をそこまで駆り立てるのか。それについて映画は一切語らない。語らないことが仕事に身を置くことでしか生の実感が得られない男の空虚さを感じさせて良い。ドイルは決して正義の人ではない。彼はそうやってしか生きられないからそうするだけなんだ。

ほぼ全編を通して張り込みに尾行という刑事の地味な仕事振りをひたすらリアルにカメラが追う。しかし退屈はしない。犯人がまた抜け目ない野郎なので駆け引きが楽しめる。列車を車で追うシークェンスは、おそらく映画史上何本かの指に入るくらいスリリング。こういうブログをやっていながら言うのもアレだが、人に映画を勧めるのは嫌いです。しかしこのシーンは一度観ておいた方がいいんじゃねぇかと言いたい。凄いから。編集が。

結末には拍子抜けするかもしれないが、あれはあれで良い。どうにもならない現実を突きつけられる思い。何だか妙に不気味。きっちり解決されないと気が済まないタチの人は『フレンチ・コネクション2』を観れば一応すっきりするかもしれません。一作目とは監督が別人で肌触りがだいぶ違うので、かえってがっかりする恐れもありますが。ちなみにそちらは追走シーンが見所です。


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