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ホテル・ルワンダ

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション [DVD]

監督:テリー・ジョージ
2004年 イギリス、イタリア、南アフリカ
※左のイメージはサントラのものです。

ルワンダ紛争のさなか、大勢の難民の命を救った一人のホテルマンの物語。

フツ族とツチ族との間に、言語的・文化的・宗教的な違いはなく、民族的にはほぼ同一。ただ、身体的な特徴には僅かな差異があり、ツチ族は身長が高く鼻が小さいという。そこでベルギー人の入植者は植民地経営を有利に進めるため、そんな特徴を持つツチを高貴な民族、逆にフツを野蛮な民族と位置づけ、ツチの支配を正当化したことが、両者の対立を深めたと。つまりベルギー人が自分たちの利益のため差別を持ち込んだことが根底にあるわけだ。唖然。

私はむしろ、そこら辺の事情をもっと丹念に拾い上げることで、差別というもののくだらなさを描いた映画を観たいと思いました。問題の根本はそこにあるわけだから。


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コメント

これは贖罪映画だと私は解釈しております。事態を知りながら人道的介入を避けたことに罪意識を持つ、欧米諸国の白人による贖罪映画であると。
で、それは別に良いのです。気が済むまでやれば良いと思います。ひざまずき許しを請えば罪は贖われると考えるのが彼らの宗教です。しかし、彼らが感じているその罪を、それこそ「酷いね」と言いながら食事を続ける、ともすれば欧米諸国以外の庶民全般にまで、あたかも転嫁するかのようなこの映画の言い草に、私は欺瞞を感じました。それは罪と責任の分散ではないのかと。そもそも誰が犯したどんな罪が事の発端になったのか、そして誰がどういった形で責任を負うべきか、それらを精査しなければ問題の本質には辿り着かないし、そのためにはドイツやベルギーによる植民地政策を抜きには語れないと思うのですが、それについてこの映画はほとんど触れることなく、事態のセンセーショナルな側面だけを取り上げてヒューマニズムに訴える点で、私は誤魔化しを目撃した時のような、如何ともし難い胡散臭さを感じたのです。いや、実を言いますと、そんなことも私にとってさほど重要ではなく、最も重要なのは、一本の映画作品として、『ホテル・ルワンダ』には取り立てて褒めるべきところが見当たらない、ということなのでした。ハリウッド的手法を踏襲した割と普通のサスペンス映画であって、それ以上でも以下でもない、と私は考えます。
カイバ | 2006/12/20 3:31 AM
映画の中でジャーナリストが救援を待つ支配人に言う言葉が印象的でした。「虐殺の映像を見ても、人々は『ひどいね…』と感想をもらし、食事をつづけるだけですよ」
どれだけショックを受け、どれだけ考えさせられたとしても、映像から伝わってくる情報は、あくまでもただの知識としての情報としかならない。何も言えない。感想を言葉にしても、それが偽善で奇麗事でしかないことを、平和の中で甘んじている私たちはもう気づいている。気づいてはいるが、その知識を肌身で実感し認識するすべが分からない。どうすれば100万人の死という惨状を認識できるのか。どうすればテレビゲームのように飛び交う砲弾の先にいる人の恐怖や苦しみが認識できるのか。分からない。真実を伝えようとする人間の虚しさも、現代社会が抱える闇を映し出しているんですね。・・・
http://blog.livedoor.jp/tarotohachinosu/
ルワンダ | 2006/12/19 2:07 PM








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