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クローバーフィールド

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション

監督:マット・リーヴス
2008年 アメリカ

もうあちこちで言われていることと思いますが、要するにブレア・ウィッチ・プロジェクトの手法で撮影された怪獣映画です。

で、何に感心したかと言うと、とにかくカメラワークが計算され尽くしているということ。何者かの攻撃によって壊滅状態になったニューヨークの街を、ハンディカムを持った主人公達が走り回るわけですが、どんなに手がぶれようと、時にはカメラをとり落とそうと、観ている我々が状況判断するのに必要なものはきっちり映していますし、逆に、まだ明かさない方が後々盛り上がるであろう事柄や、映してしまえばあまりにグロテスクであろう死体の損壊部分などは、決して映しません。しかも、上書きされずに残ってしまった過去の映像が、フラッシュバックとして差し挟まれるという設定の都合良さ。ここまで徹底しているともう天晴れというか何と言うか。

実際にあのような状況で素人がハンディカムを回せば、ブレまくり・ボケまくりの混沌とした映像の連なりの中に残虐な事実が映りこんでいるというような、正視に耐えないものであるはず。もちろん、それをそのまま再現しては映画になりませんが、かといって、あそこまで作りこまれた、“整った”虚構の映像を見せ付けられると、これのどこがリアリティ?と思ってしまいます。遊園地のアトラクションみたいなものだと割り切れば楽しむこともできるでしょうが、私には無理。


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